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2026/9/26

MOV動画の撮影日時をメタデータで調べる方法

MOV動画の撮影日時を確認したい場面は意外と多く、取材素材の整理、SNS投稿の検証、業務記録の突合、著作権や利用許諾の確認など現場で必要になる。ファイルの更新日時やFinderに表示される日付はあくまでファイルシステム上の情報で、撮影時刻そのものとは一致しないことが普通にある。特にiPhoneやAndroidから共有されたMOVは、編集や再エンコード、クラウド経由の保存を経るとタイムスタンプが書き換わるため、目視だけでは撮影日を断定できない。そこで頼りになるのがコンテナ内に格納された技術メタデータで、QuickTime系のMOVはmoovアトム内に作成時刻やトラック作成時刻が記録される仕組みになっている。

MOVはAppleのQuickTimeコンテナ規格で、MP4とほぼ同じ構造を持つ。動画トラックのmdhdやmvhdに格納されるCreation Timeはエポック秒で保持され、QuickTime標準のメタデータタグcreationDateやcreation_timeとして可視化される。iPhoneで撮影した場合はiOSが撮影時刻をこのフィールドに書き込み、カメラ名やモデル、レンズ情報、GPSはXMPやQuickTimeのメタデータハンドラに格納される。ただしEXIFは写真の概念で、動画ではEXIFそのものは存在しない。代わりにQuickTime User DataやiTunesストア系メタデータが用いられるため、専用ツールでなければCreation Timeとファイル作成日を区別できない。ファイル名やMacの「情報を見る」だけでは作成者やエンコーダも分からない。

実務でよく使われる確認手順はいくつかある。macOSならFinderで右クリックして情報を見る、またはQuickTime Playerで表示→ムービーインスペクタを開くと作成日が表示されるケースがある。コマンドラインではffmpegのffprobeが最も確実で、ffprobe -v quiet -print_format json -show_format -show_streams ファイル.movと実行するとformatタグのcreation_timeがUTCで得られる。例として2024-03-12T07:15:22.000000Zのように出力され、これが撮影時刻に近い値となることが多い。ただし再エンコードするとこの値が書き換えられるため、エンコーダ名やencoderバージョンも合わせて確認する。WindowsではVLCの詳細情報やExifToolが定番で、exiftool -CreationDate -MediaCreateDate -TrackCreateDate ファイル.movで複数の日時フィールドを一度に抽出できる。

注意すべきは日時情報が必ずしも撮影時刻と一致しない点だ。編集後に書き出し直すとCreation Timeは書き出し時刻に更新されるし、DropboxやGoogle Drive経由で再アップロードするとファイルシステムのmodified日時は変わる。カメラ本体の時計がずれていた場合はメタデータもずれる。編集でメタデータが削除されるケースもあり、creation_timeが空欄になることがある。つまりメタデータは「ファイルがいつどのように生成されたか」という技術的記録であり、真実の撮影時刻を法的証明するものではない。改ざんの有無を論じる際はハッシュ値で同一性を担保し、取得経緯を記録する必要がある。

客観的な記録として第三者にも提示できる形で残したい場合は、技術的な抽出とハッシュ計算をまとめて行えるサービスが便利だ。FilesAuditのホームページでMOVをアップロードすると、moov内の作成時刻やトラック情報、エンコード情報、GPS等が一覧で抽出され、SHA-256・MD5・CRC32のハッシュと共にタイムスタンプ付きのPDFレポートが発行される。レポートにはファイルサイズや形式、メタ

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